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【ノーコード入門】Makeでなんとかやってみる(3):APIってどのようなもの?

By monco
Published in 博士の視点
May 21, 2023
【ノーコード入門】Makeでなんとかやってみる(3):APIってどのようなもの?

前回のあらすじ

前回は、Makeにアカウントを作りログインするところまでを解説しました。また、このシリーズの目標について説明しました。中小企業庁が提供する「官公需情報ポータルサイト」が提供するAPI「官公需情報ポータルサイト検索API(以下、官公需APIとします)」から、官公需に関する入札情報を取得し、Google Spreadsheet(Excelみたいなやつ)に検索結果を書き込んでみるのが目標でした。 今回は、まずは「APIとはどのようなものか」について解説しようと思います。

APIの仕様

APIそのものが何かについては、こちらのページですでに解説しましたので、そちらをご参照ください。

APIの利用方法は各サービスごとに違いますが、APIごとに必ず解説ページがあり、そこでAPIの仕様について書かれています。今回利用するAPIの仕様についてはこちらのPDFに記載があり、よくまとまっているドキュメントだと思います。

まず、APIには通常のWebページと同じく、アクセスするためのURLが必ず存在します。 PDF中に「2 検索APIのURL」とそのままの説明がありますのでそのURLを確認します。 http から始まる見慣れた文字列があると思います。これがURLです。今回は

  • https://www.kkj.go.jp/api/

を使います。

さて、APIは外部サービスにこちらのデータを「入力」し、その入力されたデータをもとに外部サービスが処理をして「出力」を得られます。ではこの官公需APIに対して、どんな内容の情報をどのように「入力」したらいいのでしょうか。PDFの第3節「検索APIのパラメーター」に詳細が書かれているようなので見ていきたいと思います。

まず、この掲題にある「パラメーター」とは、APIに送信できるデータのことを指します。今回は官公需情報を検索するサービスを利用しますので、検索条件をパラメータとして入力してあげることになります。

主なパラメータは第3節を眺めていくと、

  • Query
    • 検索するキーワード。3.1節になるように、 AND で区切ると、例えば 官公需 AND 情報 とすると、「官公需」という言葉と「情報」という言葉が両方入っているものが検索できます。 AND の他に OR NOT などが使えるようです。
  • LG_Code
    • 都道府県コードを指定できます。自分が住んでいるコードを指定すると便利そうです。第6節にコードが書かれています。例えば東京は 13 のようです。
  • CFT_Issue_Date
    • データがデータベースに登録された日のようです。 2023-03-15 とか、 2023-03-15/2023-09-15 のように、期間も指定できます。毎日取得する際に、差分を取得するのに便利そうです。

等があるようです。これ以外にもたくさんのパラメータがありますので、用途に応じて使うパラメータを変えてみたり、パラメータとして設定する値を変えてみてください。

また、APIにおいてはこれらのデータをどのように送信するか、ということが指定されていることもあります。主に POSTとか GET とか呼ばれるものです。この官公需APIにおいては POST または GET どちらでも、ということですが、 GET は送信内容が他者に見られる場合があるため、通常は POST を使うのがいいと思います。

いったんここで、このAPIについて、今までのことをまとめますと、

  • URL: https://www.kkj.go.jp/api/
  • パラメータ送信方式 POST
  • パラメータ 以下を使ってみる
    • Query
    • LG_Code
    • CFT_Issue_Date

となります。これをmakeのAPIを呼び出すブロックに設定していくことになりますので、覚えておきましょう。

次回は、このAPIを使いながら、Makeで目標とするアプリを作りはじめていきます。

これにて御免!


Tags

ノーコード中小企業スタートアップMakeAPIテクノロジー解説

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1
前回のあらすじ
2
APIの仕様

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